インターネットを利用するとき、テザリングを使って他の端末を接続する方法があります。
データ通信機能をもった端末があれば利用できるためとても手軽ですので、インターネットはテザリングを使って利用しているという方も多いでしょう。
テザリングの速度が一番早くなるのはUSBでの有線接続です。
しかしテザリングは光回線や、ポケット型Wi-Fiなどその他の接続方法と比較してそもそも速度が遅く、一定の通信量を超えると追加料金が発生することがあります。
こういったデメリットがあるため、どうしても使用しなければいけない場面以外では、光回線やポケット型Wi-Fiの利用がおすすめです。
そもそもテザリングとは?速度はどれくらいでるの?
テザリングの通信速度は最大100Mbps、平均的な速度は10Mbps程度のようです。
そもそもテザリングとは「つなぐ」「連結する」といった意味であり、データ通信機能をもった端末と、そのほかの端末をつなぎインターネットに接続することを言います。
つまり、SIMカードが差し込まれているスマホなどから、他のゲーム機器やタブレット端末などをWi-FiやBluetoothでつなぎインターネットに接続することを指すわけですね。
この機能を利用することで、スマホ自体がポケット型Wi-Fiと同じ機能をもつようになりますので、外出先などインターネットの利用ができない場所でも通信が可能です。
ここで疑問になってくるのが、テザリングはどれくらいの速度を出すことができるのかという点です。
以下にau、docomo、SoftBankの大手3キャリアが提供している回線を利用したテザリングの速度をまとめてみました。
キャリア | テザリングの速度 |
---|---|
au | 最大100Mbps |
docomo | |
SoftBank |
どのキャリアも100Mbpsが最大速度であり大差ありませんでした。
最大速度100Mbpsが常時発揮できるのであれば、高画質動画やPCオンラインゲームなど大容量の通信を行なう用途にも適しています。
ただし最大速度は理論値であって、常時この速度が出ているわけではなく、基本的には10Mbps程度となる点に注意しておきましょう。
下り10Mbps程度では、オンラインゲームはおろか、標準画質の動画を視聴するのがやっとの速度となります。
低画質の動画視聴やゲーム機などをインターネットに接続する程度でしたら問題なく利用できますが、高画質動画やオンラインゲームを楽しみたいのであれば、光回線などほかの通信手段の導入を検討しましょう。
テザリング速度は5Gだとどれくらい早い?
5G回線は、下り速度最大10Gpbsと言われている新しい高速通信プランです。
実際に利用している方の感想を確認すると、以下のように実測値が132.6Mbpsと、4G回線の速度よりもはるかに速いことがわかります。
5Gテザリング、まぁまぁ有能だわ pic.twitter.com/AplQatGSuW
— 【AtSA】リノン (@norn_Renon) January 14, 2022
5G回線が利用できる環境であれば、テザリングはとても有用だということがわかります。
テザリングとその他の通信機器と速度や料金を比較
データ通信機能のある端末からのテザリングがどういったものかについては紹介しました。
ここでは、テザリングと光回線やポケット型Wi-Fiなどそのほかの通信機器との速度・料金比較を行ないます。
テザリングの利用を考えている方、他の通信環境と比較検討したい方はご参考ください。
速度を比較したとき
テザリングとそのほかの回線とを速度比較して表にまとめてみました。
通信機器 | 下り最大速度 | 通信制限 |
---|---|---|
テザリング | 100Mbps | 月間30GB制限 (スマホの契約内容に準ずる) |
光回線 | 20Gpbs~1Gbps | 制限なし |
ポケット型Wi-Fi | 2.2Gbps~150Mbps | 契約によるが月間50~200GB程度 |
置き型Wi-Fi | 4.2Gbps~2.4Gbps | SoftBank Airは3日間の利用が15GBまで (月間換算で150GB程度) |
テザリングの速度と比較するとほかの通信手段を利用したほうが、快適な通信を行なうことができます。
ただし上記の数値は理論値となっており、常時この速度が出るわけではないことを理解しておきましょう。
なお、テザリングとポケット型Wi-Fi、SoftBank Airについては月間の最大通信量が設定されており、またWiMAXやSoftBank Airは3日間制限が設定されている場合があります。
料金を比較したとき
次に月額料金について比較してみました。
通信機器 | 月当たりの利用料金(最安値) |
---|---|
テザリング | 無料(+月々のスマホ利用料金) |
光回線 | 2,750円(NURO光) |
ポケット型Wi-Fi | 1,408円(カシモ WiMAX:7GB) |
置き型Wi-Fi | 2,090円(Monsterモバイル:20GB) |
テザリングは他の通信機器とは違い、無料で利用できるためとても魅力的なサービスです。
ただし、テザリングを行なう場合は、基本的に無料で機能を利用できますが、先ほども紹介したとおり月間の通信量が決まっています。
各社とも30GBを超えると、著しい速度制限が課せられます。
この速度制限は、スマホのデータ容量と直結していますので、テザリング状態の機器で通信しすぎると、スマホの利用にも影響します。
また、auとSoftBankについてはテザリング機能を使う前に事前に利用の申し込みが必要で、プランによっては毎月500円程度の追加料金が発生します。
テザリングを利用する場合には、まずプランの確認を行なってください。
通信制限がかかった場合は、Webページの閲覧すらも難しくなる速度(128Kbps)に制限されてしまいます。
この状態では、動画やオンラインゲームを楽しむなどもってのほかです。
通信制限がかかった場合は、追加のギガを購入し対応することになるでしょう。
以下に、ギガを購入するときの料金や有効期限についてまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。
キャリア | チャージ容量 | 料金 | 有効期限 | 備考 |
---|---|---|---|---|
au | 0.5GB | 605円 | チャージから62日間 | テザリングは月間最大30GBまで |
1GB | 1,100円 | |||
3GB | 3,300円 | |||
5GB | 5,500円 | |||
docomo | 1GBごとに追加可能 | 1,100円 | ギガ購入月の翌月末まで | 月間制限なし (プランに準ずる) |
SoftBank | 0.5GB | 605円 | ギガ購入月の翌月末まで | テザリングは月間最大30GBまで |
1GB | 1,100円 |
いずれのキャリアも、1GBの容量を追加するのに1,100円という金額が掛かります。
ちなみに1GBはYouTubeの動画をHD(1080p)画質で視聴した場合、わずか30分~50分程度で消費します。
近年、インターネットの通信量は増加する一方ですので、1GBの容量でできることは極端に少なくなっていくでしょう。
これではいくらギガを追加しても足りませんよね。
そのため、なるべく余裕のあるプランを選択し、そもそも通信制限が掛からないような環境にしておくことが重要です。
いつもギリギリで使っていてギガを頻繁に購入するという方は、プランの見直しを行なうか、ポケット型Wi-Fiなどほかの通信機器の導入を検討するようにしましょう。
テザリングのメリット3つ
テザリングのメリットについて紹介します。
メリットは以下の3つがあります。
- スマホがあればインターネットが利用できる
- オプションなどの料金は発生しない
- 通信速度が安定している
それぞれ紹介します。
スマホがあればインターネットが利用できる
テザリングの魅力は、スマホさえあれば電波が届く限りどこでもインターネットが気軽に利用できるところでしょう。
通信制限に気を付けなければなりませんが、Webページの閲覧や仕事などで利用する程度なら気にすることはありません。
ただし、動画サイトの視聴やオンラインゲームなど通信を多く行なう使い方では、すぐに速度制限が課せられてしまいます。
使いすぎには注意しましょう。
オプションなどの料金は発生しない
テザリングを利用する際、オプション料金など追加の利用料金は発生しませんので、無料で利用できます。
ただし、大手3キャリアでテザリングを利用する場合、au、SoftBankの2社は事前に申請しておく必要があります。
またこの2社については基本的には無料で利用できますが、プランによっては月500円程度の追加料金がかかるため注意しておきましょう。
docomoを利用している方は申請無し、追加料金なしで利用できます。
現在利用しているキャリアでテザリングが使えるかプランの確認をしておきましょう。
通信速度が安定している
3つ目のメリットとして、通信速度が安定している点が挙げられます。
フレッツ光や、光コラボに代表される光回線は、利用者の多い夜間などに通信速度が低下することがあります。
しかしテザリングでは、常時10Mbps程度を維持しているため、それらと比較しても速度は遅いものの安定していると言えるでしょう。
混雑する日時でも、常に一定の速度でインターネットが利用できるのはメリットとなります。
テザリングのデメリット4つ
次にテザリングのデメリットを見ていきましょう。
- 料金が別で発生することがある
- 複数台の接続はできない
- 通信速度が遅い
- 通話中は利用不可
それぞれ解説します。
料金が別で発生することがある
テザリングは基本的に無料で利用できますが、au、SoftBankでは事前申請が必要なうえ、プランによっては毎月500円程度の追加料金が発生することがあります。
docomoについては申請無し、追加料金なしで利用できるので2社と比べても手続きもなく手軽に利用できます。
なお、各社とも毎月30ギガまでしか利用できずギガ数が足りなくなると、データ通信速度が128Kbpsに制限される上、追加のギガを購入するために課金しなければなりません。
通信制限がかかるとテザリングを利用した機器での通信がしづらくなるばかりか、普段使いするスマホの通信にも支障をきたします。
できるだけスマホのギガを使わない方法としてポケット型Wi-Fiの導入を検討すると良いでしょう。
複数台の接続はできない
テザリングで接続できる台数は、iPhoneで最大5台、Androidで最大8台となっています。
決して少なくない台数ですが、テザリングの接続速度が一番早くなるUSB(有線)接続だと一台しかつなげません。
また、通信速度が10Mbpsとなっていますが、接続台数を増やせば増やすほど、各接続機器にいきわたる速度も比例して低下していきます。
複数の機器で同時に快適なインターネットを利用したいときにテザリングはおすすめできません。
光回線やポケット型Wi-Fiなどほかの通信機器の導入を検討しましょう。
通信速度が遅い
テザリングの速度は5G回線を利用しても、130Mbps程度、4G回線では10Mbps程度となっています。
この数値は光回線やポケット型Wi-Fiの速度と比較しても遅く、高画質の動画視聴やPCゲームなどのオンラインゲームを楽しむには苦慮する値です。
通信速度を改善したい場合は、光回線や置き型Wi-Fi、ポケット型Wi-Fiの導入を検討しましょう。
通話中は利用不可
通話中はテザリングの利用ができません。
テザリングを利用している最中に電話がかかってきた場合は、一旦接続が切れます。
動画などを視聴しているときはあまり気にならないと思いますが、ゲーム機器でオンラインゲームを楽しんでいる最中に切断すると困りますよね。
光回線やポケット型Wi-Fiなど、接続や速度が安定している通信機器の導入を検討しておくと、突然の回線切断に悩まされなくて済みます。
テザリングとポケット型Wi-Fi、どっちがおすすめ?
テザリングとポケット型Wi-Fiについてどちらがおすすめなのか解説していますので参考にしてみてくださいね。
なお、毎月利用できるギガ数は契約によって変わってきますので、お使いのスマホがどれだけギガを利用できるのか確認しておきましょう。
あまりインターネットを利用しない人はテザリング
普段からあまりインターネットを利用しないという方にはテザリングがおすすめです。
メリットデメリットでも紹介してきた通り、速度や通信容量に難がある分、追加の料金もなくスマホがあれば利用できることからとても手軽です。
そのためちょっとしたWebページの閲覧やメールの送受信などの利用用途であればテザリングが最適となります。
ここまで解説した通り、主な利用目的が以上のような方はテザリングで十分でしょう。
インターネットを頻繁に利用する人はポケットWi-Fi
頻繁にインターネットを利用しており、出先でも時間があれば動画視聴やオンラインゲームをプレイする方は、ポケット型Wi-Fiをおすすめします。
これまでも紹介してきた通り、動画視聴やオンラインゲームをプレイするとき多くの通信を必要とします。
そのため、毎日ネットで動画を視聴したりゲームをしたりといった利用方法は、テザリングでは現実的に厳しいのです。
そこで3日間の通信制限や1ヶ月の通信量が制限されないポケット型Wi-Fiを使うことで、インターネットを無制限に利用することができます。
出先であまりネットを利用しない方は、光回線や置き型Wi-Fiの導入を検討すると良いでしょう。
テザリングよりもポケット型Wi-Fiがいい!おすすめのモバイルWi-Fiは?
一口にポケット型Wi-Fiがおすすめ!と言っても、種類がたくさんありどれにすれば良いか迷ってしまいますよね。
そんな、どのポケット型Wi-Fiを購入して良いか迷っている方に、WiMAX2+を紹介します。
数あるポケット型Wi-Fiの中でもWiMAX2+をおすすめしたい理由は以下のとおりです。
- 通信速度が速い(下り最大558Mbps)
- 月間の利用制限が無い(3日間で15GBまで)
- 他社と比較して月額料金が安い(月3,870円~)
- ほとんどのエリアで利用可能
通信速度は、テザリングが最大100Mbpsだったのに対して、WiMAX2+では最大558Mbpsと実に5倍以上の数値を発揮できます。
また、月間の利用制限が無制限な点も、インターネットをよく利用する方にとっては魅力的ですよね。
なお3日間の速度制限が15GBまでとなっているため、月間の利用は実質150GB程度となる点には注意が必要です。
より多くの通信量を必要とする高画質動画やオンラインゲームなどの利用用途については、光回線の導入を検討すると良いでしょう。
月額料金は、3,870円からと低価格に抑えられており、月間無制限のポケット型Wi-Fiとしては破格の安さです。
利用できるエリアも人口カバー率99%とスマホで利用できるエリアとほぼ同じですので、通信ができないといった悩みが出ることもないでしょう。
ただし障害物の多い場所での利用は、周波数の問題で繋がりにくくなっていますが、現在基地局の増設を積極的に行っていますので近い将来解消されつつあります。
このようにWiMAX2+はメリットの多い通信機器ですので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
WiMAX2+を導入した後は、スマホのギガ数などを少なくするなど契約の見直しを行ない、利用料金を安くすると毎月の費用を抑えることができますよ。
テザリングに接続する方法
スマホのテザリングで他の端末に接続する方法は以下の3つがあります。
それぞれどう違うのか解説しますので、テザリングを利用するシーンに合わせて使い分けましょう。
- Wi-Fiで接続する
- Bluetoothで接続する
- USBで接続する
Wi-Fiでテザリングに接続する
テザリングを利用する場合、スマートフォンをWi-Fiとして利用することが多いでしょう。
平均的な速度は5G回線を利用して100Mbps程度、4G回線では10Mbpsで安定した通信ができます。
HD画質などの高画質動画は視聴できない可能性がありますが、標準画質や低画質、Webページの閲覧、ゲーム端末でのオンラインゲームプレイ程度であれば十分可能なレベルです。
ただし電力の消費が激しいため、充電できる環境でなければ継続的な利用は難しいでしょう。
Bluetoothでテザリングに接続する
BluetoothもWi-Fiと同じ無線接続となりますが、Wi-Fiで接続したときと比較すると通信速度が1/10程度で遅いというデメリットがあります。
しかし、電力消費が少なく充電の持ちが良いためメールの送受信やWebページの閲覧であれば十分活躍できるでしょう。
スマートフォンの充電があまりない状態で、別端末でどうしてもインターネットを利用したいときに使うと良い手段です。
USBでテザリングに接続する
テザリングで接続したときに一番速度が出るのがUSBでつなぐ方法です。
また速度が速いだけでなく、充電しながら利用できるため他の接続方法と違いどれだけでも利用できます。
ただし、USB接続が可能な端末かつ、1台のみしか接続できないという制約があります。
テザリング通信速度・料金比較!au、ドコモ、Softbankで比べてみた
ここまで紹介してきた中で、大手3キャリアの比較も行ないました。
各社の違う点として、au、SoftBankは事前の申し込みが必要なことと、プランによっては毎月500円程度の追加料金が発生することもあります。
その点docomoでは、事前申請不要で追加料金もないため、テザリングがより使いやすいキャリアとなっています。
通信速度については、各社とも差がほとんどありませんから、契約しているプランによって、月々の利用できる容量が変わってくる程度でしょうか。
キャリアの違いというよりは、5G回線か4G回線かといった契約している回線の違いが大きいでしょう。
使いやすさで言ったら、docomoが申し込み不要、追加料金なしで秀でています。
テザリングの速度が遅い!速度を上げるためには?
テザリングの接続方法には、Wi-Fi、Bluetooth、USB接続の3つの方法があります。
この中でも特に速度が出やすいのが電波干渉が少なく安定した通信が可能な、USBを使った有線接続です。
Wi-FiやBluetoothで接続している方は、USB接続をすることで速度が格段に上がるため改善できるでしょう。
ですので、先ほども紹介した通り複数台の接続ができませんから、複数台の端末を接続したいときはWi-FiかBluetooth接続を行なうことになります。
ただしその場合、もともと十分な速度を提供できないテザリングが、複数台の端末に分割供給されるためさらに遅くなりがちです。
複数の端末で同時に快適なインターネットを利用したい方や、テザリングの速度に満足できない方は、ポケット型Wi-Fiの購入を検討したほうが良いでしょう。
Bluetoothでのテザリング接続で速度を上げるためには?
Bluetoothでの接続を行なうときに、より速度を速くしたい場合は、接続する機器を1台のみにしておくと改善する可能性があります。
例えば、Bluetoothイヤホンを接続した状態でBluetoothテザリングを介してPCなどを接続していると、混線が発生してしまい通信速度が遅くなるといった現象が発生してしまいます。
バッテリーの消費が激しいWi-Fiよりも速度は低下しがちですが、充電の持ちが良いBluetoothテザリングを使いたい方も多いでしょう。
少しでも速度を上げるためには、Bluetoothに接続する機器を一つにすることで、多少使い勝手が良くなります。
テザリング速度は機種でも変わるの?
機種によってテザリング速度は異なります。
これは、そもそも端末や通信方式が違うために発生するためで、どうしてもテザリング以外の手段を利用したくない場合、機種変更を行なうことで改善する可能性があります。
ただしどの機種が速いのか、また遅いのかということはわかりません。
さらに最新機種は10万円程度の高額な製品となるため、機種変更を繰り返すには莫大な費用と期間が掛かります。
やはり通信環境の改善を目指すのであれば、ポケット型Wi-Fiや光回線などほかの通信手段を検討する方が結果的に費用を抑えることができます。
そのため、多くの方が光回線やポケット型Wi-Fi、置き型Wi-Fiの導入をしていると言えるでしょう。
iPhoneのテザリング速度はキャリアによって違う?auなど3キャリアを比較
iPhoneのテザリング速度はキャリアが違っても、製品自体は同一のものですのでテザリングの速度に違いはありません。
ただし、使用する環境やプランによっては差が出ることもあります。
そのため現在の速度に不満がある方は、使用する場所を変えてみるなどの方法で、より速度が出る環境を探してみると良いでしょう。
なお、度々解説していますがテザリングの速度は最大100Mbps、実測値は10Mbps程度となっていますので、そもそも遅いのです。
快適な通信環境を構築するためには、ほかの通信手段の導入を検討してください。
テザリングの速度が遅いならポケット型Wi-Fiの導入を検討しよう!
今回の記事では、テザリングの速度について、ほかの通信手段との比較を行ないつつ紹介してきました。
遅い場合の対処方法としては、USBでの有線接続を行なうことで解消できる可能性があることがわかりました。
しかしテザリングは、実測値が10Mbpsと決して早くはありません。
また、使いすぎると厳しい速度制限を課せられることになり、満足にインターネットを利用できないばかりか、スマホ自体の通信も制限されることになります。
インターネットをあまり利用しない人にはテザリングは最適の通信手段となりますが、暇があればネットを利用するという方にはお勧めできません。
そういった方は光回線やポケット型Wi-Fi、置き型Wi-Fiなど、制限なしで快適な通信環境を構築できる手段を検討しましょう。
スマホは便利で、様々な用途に利用できますが、ギガ数が多いプランは月額が高額になりがちです。
ポケット型Wi-Fiを契約すると同時に格安simなどに乗り換えることで、月々の費用は変わらないばかりか安くなるのに、通信環境は快適になるなどメリットしかありません。
あなたも、テザリングの遅い通信環境から快適なインターネット生活に乗り換えてみましょう。