論文の内容は千差万別であるから,その書き方にもさまざまなものがあってよいわけであるが,それにもかかわらず科学論文には多くの先人たちの経験から,その目的にふさわしいものとして自ずと定まったスタイルがある。また論文を書くにあたってどうしても守らなくてはならないルールもある。ここではその基礎となる考え方に若干の説明を加えるとともに,論文の構想を立ててから清書するまでに必要な手順と心がまえを記す.なおこの執筆に際しては,American Institute of Physics の Style Manual を参考とした.この Style Manual は良くまとめられており,示唆に富んでいるので,一読をお薦めする.
| Contents |
| 論文執筆の目的 論文執筆の基本的手順 執筆の心構え 執筆上の留意事項 著作権と特許出願 まとめ 特許法抜粋 |
研究はこれを発表してはじめて完結する.研究者は,自分の研究がまとまり,その結果が普遍的で,価値ある新しい情報をもたらすと判断したなら,論文として発表すべきである.また論文として発表することによって,研究者は自分の研究のプライオリティーを主張することができる.
論文のオリジナリティーと二重投稿について
- 現在の世界の研究水準に照らして十分に意義があると判断され,かつ何人も未だ公刊したことのない研究成果がオリジナルな研究成果である.これを報告する論文をオリジナルな論文,すなわち原著論文という.
JPSJは原著論文を掲載する学術誌である.したがって他の雑誌等に既に掲載されたことのある論文と同一内容の論文を投稿してはならない.また,JPSJへの投稿とならんで同様の内容の論文を他誌に投稿することも許されない.これらの行為は二重投稿として固く禁じられている.二重投稿をしないのは研究者のモラルであり,基本的常識である.
プライオリティー
- 一つの新しい実験結果や理論的成果が 2 カ所でほとんど同時に発表されると,どちらが先であったかが問題となることがある.この場合のプライオリティーは原則として論文の受付年月日(編集部の受付通知によって著者に知らされる)によって定まる.
受付年月日は誌面では論文の表題,著者名,研究機関名の下に Received August 7, 1992 のように印刷される.
ただし印刷前に内容の本質にわたる改訂が(たとえば閲読者の意見に従って)行なわれた時には,その改訂稿の受付年月日 - Received August 7, 1992; revised December 25, 1992 のように印刷される - がプライオリティー確立の日付とされる.
論文は他者に読まれ,理解されて初めて意義がある.論文を読み易く,理解し易いものとするためには,著者は執筆にとりかかる前の準備に十分の時間をかけて想を練る必要がある.言うまでもなく研究は小さなステップの積み重ねであり,迂余曲折を経て完成するものである.しかしこれを論文とするのに,まず細部の記述を進め,それらを綴り合わせて全体をまとめるのでは,構成が雑然としたものとなり易い.そのような論文は見通しが悪く読者を倦ませるものである.読み易い論文を書くためには,top-down 方式で,まず論文の骨組みを定め,それに肉づけをするという順序で書き進めるのが良い.
論文の骨組みを決める
- まず論文の骨組みを定めるとともに,その中に盛り込むべき情報をもれなく列挙してみる.こうしておくと執筆時の書き直しも少なくなり,結局は労力と時間とを節約することもできる.この段階で考えるべき事柄には以下のような事項がある.
- どのような情報を伝えたいか.
- どのような人に読んで欲しいか.
- そのためにはどの雑誌のどの部門に投稿するのが良いか.
- 読者にはどのような予備知識が予想されるか.
- それらの読者に情報を正しく,かつわかり易く伝えるためには,どのような筋道で記述を進めるのが良いか.
- なお言うまでもなく,この段階までに投稿規定を熟読しておくことも大切である.
論文の構成の決定
- 論文の背骨に肋骨をつけることに相当する.論文中に盛り込みたい事項の一覧表を作る.そして議論の筋道に沿って,相互の論理的順序を考えて配列する.まとめられるものはまとめ,さらに細かく分割すべきものは分割する.また特に短い論文は別として,全体をいくつかの節,更に必要なら小節に分割する.節,小節の構成と配列は,論文の種類・性格にもよるが,通常は論理の展開の道筋に沿って,序論,研究の具体的な方法や手段,得られた結果,その検討と解釈,結論というような順序に配列する.
下書き
- 項目の一覧表が完成したら,それに肉づけし,投稿規定と次節に述べる執筆の心構えを念頭に置きつつ下書き原稿を書いていく.時にはこの段階で配列を変えたくなるかもしれない.また論文の長さに制限がある場合もあるので,項目の重み付け,あるいは取捨選択が必要となる.しかし骨組みさえはっきりしていれば,その際の判断も楽になるし,また本来必要な事項を書き落す心配も少なくなろう.こうして完成した下書きを検討して,読者に伝えたい情報が適確に伝わるようになっているかを確認する.
図表の準備
- 下書きと並行して図表のスケッチも作っておく.図は読者のイメージ作りに大変役立つが,万能ではないことにも留意する必要がある.特に実験結果などでは図と表のどちらが効果的に要点を読者に伝えられるかをよく考える.同じデータを図と表の両方に重複させるのは避ける.いずれにせよ,伝えたいことを最も効率的に示すことが肝心である.
吟味
- 以上の各段階に共通して重要なことは,絶えず様々な可能性や組合せを想定し,その中から最善のものを選び抜く姿勢である.この経過を通してのみ,最良の論文が生まれる.またこのような体験の積み重ねを通じて,より良い論文を書く力が養われるのである.
推敲(仕上げ)
- 最初の下書きができたら,数日間そのままにしておく.その後,新鮮な頭で改めてよく読み直して,不十分な個所を直す.
自分で一応の完成と思う域に達したら,先輩,同僚,友人などに読んでもらって批評を聞く.この場合,その内の一人には自分と専門が少し違う人を選んで,特に論文の読み易さについて率直な印象を言ってもらうとよい.このほかに,英語を母語としていて,しかも内容をある程度理解できる人に文を通読してもらい,言語表現についての助言を求めることができれば一層望ましい.清書
- 以上の手順を経て最終原稿が確定したのち,投稿規定に従い投稿原稿の清書をする.学術雑誌では,その雑誌に掲載するすべての論文の構成や体裁,書き方(著者抄録の書き方や,文献を引用する方法など)を統一することになっている.これらに関するとりきめは,国際的約束や規準に沿ったものでなければならない.科学情報への最初の情報インプットであるから,その形式の完備していることが事後の処理のためにぜひ必要である.
上に述べた論文の体裁上の問題のほかに,編集部や印刷所の手数を省き,ミスを最小限にとどめるために,原稿の作り方(文字等の指定,図原稿の書き方など)を統一している.
1996年1月号より印刷版下のTeX化が実施され,原稿作成には,TeXファイル作成と,JPSJスタイルファイルを使用を推奨している.
論文執筆の基本は読者の立場に立って書くことである.そのためには,平素から他者の論文を読む際に,読み易さという観点からも注意して読んでおくことが参考となろう.
文章表現について
- 明瞭に
言いたいことが直截に誤解なく,しかも能率的に伝わる文章を書く.そのためには,伝えたい情報の一つ一つを明確な短い文章にするのがよい.そして一つ一つの文章が二通りの意味にとられる恐れはないか,代名詞や関係代名詞が何を指しているかが明確かを考える.さらに一つ一つの文章の配列の仕方が,論文のわかり易さ,読み易さに決定的な役割を果すことも忘れてはならない.- 簡潔に
冗長な表現,あいまいな表現,不正確な言い方を避け,なるべく定量的な表現を行なうようにする.どの語も独自の情報を担っているようにし,不要な語は理解が困難にならない範囲で削ってしまう.著者の意図を伝えるのに直接必要でない事項は思い切り良く省略してしまう.本質的でない情報はかえって読者に混乱を招き,論文を読み続ける気を失わせる原因となる.- 筋道立った表現
読者は論文の主題やそれに関連する事柄を著者のようにはよく知っていない.論理の鎖の環の一つを著者が無意識のうちに省略したため,読者がそれをたどれなくなることが多い.条件の記述に落ちはないか,論理の飛躍はないか,読者の立場から記述を綿密に吟味すべきである.- それだけでわかる表現
論文は自己完結していなくてはならない.論文の中に与えてある情報だけで,読者が著者の記述をすべて理解できるように書くことが必要である.明記すべきこと
- 自分のした仕事と他人の仕事の引用とがはっきり区別できるように書き,後者は出典を明らかにしなければならない.また,データを示す場合には,どういう誤差があり得るか,データの精度はどれだけかを明記しなければならない.同様に,結論はどういう条件のもとで成り立つものかを明記しなければならない.
書いてはいけないこと
- 法律的または道義的に秘密とされていることを書いてはいけない.この制限のために論文が原著論文の定義を満足できなくなる場合には,投稿することはあきらめるほかない.
やむを得ず私信(会話を含む)の内容を利用する時は,発信者の了解を得なければならない.
他の研究者の仕事を批評する時,たとえば「・・・・・の結果だから信用度が低い」というように,個人攻撃に類する書き方をしてはいけない.批評は実験の方法,混入したと思われる誤差のように,客観的な面だけに向けるべきである.
自分の発見,実験結果に対して〈important〉,〈very interesting〉などの形容をすることは差し控えるべきである.
一般に論文は基本的には表題,著者名,研究機関等のいわゆる書誌事項と,著者抄録,本文,引用文献から構成され,必要に応じて脚注,付録を含む.論文の種類によっては著者抄録を必要としないから,注意して投稿規定を参照されたい.本文は,特に短いものの場合は別として,いくつかの節に,また必要があれば更にいくつかの小節に分けて書く.冒頭には必ず序論を置き,末尾には必要に応じて結論,謝辞を加える.
ここでは執筆に際しての基本的な心構えや常識について記す.
- 表題(Title)
- 著者抄録(Abstract)
- キーワード(Keywords)
- 序論(Introduction)
- 本論
- 結論(Conclusion)
- 謝辞(Acknowledgements)
- 付録(Appendix)
- 引用文献(References)
表題(Title)
- 表題は最初に書くものではあるが,実際には原稿を書き終えた後に決めることが多い.表題を決める際には次のような点に留意する.
- 研究の対象と方法を明示する.
- 同じ題材の他の論文との違いがわかるようにする.
- 表題を見ただけで読者が,自分の研究に対するかかわりの深さをある程度判断できるようにする.
- 特定分野の研究者だけに通ずるような省略語や記号は用いない.
- なるべく短いことが望ましい.ただし,近年表題は最も短い抄録の役目を果すべきものであるとの考えが強くなり,長い表題が以前程は嫌われなくなってきている.
著者抄録(Abstract)
- 著者抄録は,論文で述べる主な事実と結論を簡潔明瞭にまとめられており,それを読むだけで,本文を参照することなしに,一通り完結した情報が得られるものでなくてはならない.
著者抄録は論文を書き終えた後に,その要点を洗い出して書くものであるが,論文と同様に細心の注意を払って書く必要がある.著者抄録を読んで,その論文を読むか読まないかを決める読者も多く,また読者によっては著者抄録だけを読んで要点を知ろうとする.著者抄録は,情報提供サービスのための抄録雑誌やデータベースにそのまま転載されるので重要である.
著者抄録の執筆にあたっては以下の点に注意する.
- 投稿規定により指定された語数を守り,簡潔・直截な文章を書く.熟考を重ね,情報量を低下させない範囲で語句をまとめ,全文を極力短縮する.その方が早く読めるからである.ただし冠詞などを落してはならない.
- 原則として文章だけにする.脚注は用いない.やむを得ず数式を用いる場合は文章の中に入れる.
- 論文中の節,式,表,図,脚注,引用文献などを引用しない.
- 広く使われていない略記法や記号や述語は,抄録自体のなかで定義を与えない限り,使わない.
- まず論文の主題を掲げ,対象とその範囲およびその取扱い方を端的に短く記す.〈実験的な〉,〈理論的な〉,〈簡潔な〉,〈網羅的な〉,〈定量的な〉などの言葉で主題の取扱いかたを明らかにする.
- 論文が一連の論文の一環をなすものである場合は,その旨を明記する.
- 実験,計算等の具体的な方法を示す.特に新しい方法の場合には,その原理,適用範囲,精度について言及する.新しい方法でない場合には,関連する基本事項を明記する.
- 研究結果と結論をまとめて示す.語数が許せば,論文中で報告しようとしている新たに得た実験値・理論値も記す.ともかく重要な情報をずばりと示すようにする.そこまで書けないときには少なくともどういうデータが示されているかを明示する.なお論文中で触れる新しい物質や新しい定数の値の類は,それが論文の主題でない場合でも,必ず言及する方がよい.そうしないと有用な情報が科学情報サービスの網目から洩れる恐れがある.
キーワード (Keywords)
キーワードは文字通り文献検索のキーとして用いられる語であるから,慎重に選定する.キーワードの選び方が良くないとその論文は検索の網目から洩れる恐れがある.それは検索をする人にとっても著者にとっても損失となる.
序論 (Introduction)
- 論文の冒頭に必ず含まれるものである.ここでは次の事項を明らかにする.
- 取扱う問題,対象.
- 具体的な目標.
- 研究の方法.
- この研究の位置付け.この研究を計画するに到った動機,従来の研究の批判的展望等を簡潔に記す.ただし自分の研究と直接関係することに限って書く.
- 論文の構成.短い論文ではその必要はないが,特に長い論文の場合には,読者が全体の見通しを得る助けとなる.
- 論文の書き出しは難しいものである.読者がその論文を読み通すか否かは,最初の文章,最初の paragraph の印象にかかっていると言ってもよい.それだけに書き出しについては十分考え抜く必要があり,またその価値もあるといえる.
本論
- 論文の主要部分である.準備段階で用意した項目の一覧をよく見直しながら,また以下に示す1.〜10.のチェックポイントを絶えず頭に置いて書き進める.
- 意図を伝えるのに必要な情報をすべて盛り込んであるか.
- 余分なことを書いてないか.削れる箇所はないか.
- それぞれの項目に適切な重みをつけて記述してあるか.
- 記述の進め方は筋道立って,十分な根拠を備えているか.論理の飛躍や不連続がないか.
- 十分に定量的な説明をしているか.
- 最終的に引出そうとしている結論に対して十分な裏付が示されているか.
- 表題,節の分け方,見出し名は適当か.
- 図表は有効に使ってあるか.見易さは十分か.図表の説明はそれだけでわかるようになっているか.図のスケールや単位の落ちや誤りはないか.
- 文字,記号の説明,数値の単位に落ちはないか.
- 一般に慣用されていない省略名を用いていないか.もし用いているなら初出の際に full spelling を与えてあるか.
- 以上の各項に照らして不十分な箇所が見つかったなら,その書き直しとそれに伴う他の箇所の修正を行なう.
結論(Conclusion) またはまとめ(Summary)
- 論文の最後には結論を書く.特に長い論文の場合には要約を記し,本論の内容をまとめ,著者が特に主張したい重要な点を強調するのが良い.結論は必ず根拠のある記述でなければならない.特に注意すべきは,それが,
- この論文で示した実験あるいは理論から必然的に導かれるのか.
- 序論で予告したことに対して矛盾はないか.
- の二点である.
結論が序論と同一の内容になることは避けるべきである.それは折角論文を読み通してくれた読者,あるいは論文の内容を手っ取り早く知るためにひとまず序論と結論だけを読む読者のいずれをも失望させるからである.謝辞 (Acknowledg(e)ment(s))
- 研究や執筆にあたって直接の援助を受けた人に対してのみ記す.何について感謝するのかを明らかにし,また人名をあげる場合にはその人の了解を得た上で書くべきである.単なる実験の手伝い,原稿のタイプや図面の墨入れに対しては,論文中で謝辞を書かないのが通例である.
科学研究費など,発表の際に謝辞に明記する定めになっているものは書き落さないように,またその正式の表記に注意する.付録 (Appendix)
- 論文の最後に付け加える.多くの場合は必要としない.付録とするのは通常下記のようなものである.
- 本文の節を追うためには省略してもさしつかえないが,十分に理解する上では必要な事項を書く.例えば複雑な式の誘導,定理の証明などがそれにあたる.
- 普通の読者には不要だが,専門家には有用な資料をまとめて示す.
付録があまり長くなって本文を超えるようなことは原則として避けるべきであろう.引用文献 (References)
- 原著論文では,総合報告とちがって,関連論文を網羅的に引用する必要はない.論文の内容に直接に関係するものだけに限定し,それを洩れなく引用すべきである.
最新の総合報告を引用することによってスペースを節約し,しかも読者に便 宜を与え得る場合がある.著者自身が以前に他の論文に書いたことは,原則としてくりかえして書くべきではない.ただし,たとえば「実験のやりかたは前の論文mm)参照」というのは読者に対して不親切すぎる.要点を数行に圧縮して書き,「詳細は前の論文mm)参照」とすべきである.
自分が読んでいない論文を引用することも原則として避けるべきである.
私信または非公刊の資料の引用はできるかぎり避けるべきである.公開されていない資料を引用してはならない.
著作権
- 著作権は著作物を複製,翻訳,映画化し,あるいは放送,興行等に使用する経済上の排他的権利のことで,著作と同時に著作者にこの権利が生じるが,これは他人に譲渡することのできるものである.
広義の著作権には,このほかに著作者人格権が含まれる.これは著作者その人に専属する移転できない権利であって,著作者が著作権を譲渡した後においても,他人が著作者に無断で著作物の氏名表示・称号,内容や表現を改変することは許されない.
JPSJに掲載された論文の著作権(=著作財産権,copyright)は,日本物理学会に帰属することが投稿規程で定められている.特許
- 特許とは産業上利用できる発明で新規性,進歩性を有するものに与えられる工業所有権の一種である.特許権者はこれを業として独占的に実施できる.すなわち経済的利益を得ることができるのである.特許を得るためには所定の手続きに従って特許庁に出願しなくてはならない.ここでその詳細については述べないが,次の点にだけ触れておく.
論文が出版されると,その内容(あるいはその一部)が特許の対象となり得る場合がある.しかし特許法によると,論文が公開された日から6ヵ月以内に特許出願をしない限り,出願は無効となるので注意されたい(論文の刊行以前に特許となるべき内容を講演概要集等として印刷公刊していれば,その時から起算して 6 ヵ月以内).
以上に論文執筆の手順と,その過程で注意すべき原則を記した.論文は文学作品と異なり,あくまで論理的かつ客観的な態度で書かれ,かつ読まれるべきものである.そのためには記述が具体的で,しかもその筋道が論理的かつ明快に貫かれていることが絶対条件である.この目標を常に心がけて,多くの論文を書くことによってのみ,より良い論文を書く方法を身につけることができるのである.
なお閲読者からの批判に対しても冷静に耳を傾けて,適切なものは素直に自分の糧にすることも助けとなろう.
さらに詳しい論文の書き方や英文の書き方に関しては近年多くの良書が出版されているので,それらを参考にしていただきたい.
第29条第30条
- 産業上利用することができる発明をした者は,次に掲げる発明を除き,その発明について特許を受けることができる.
- 特許出願前に日本国内において公然知られた発明
- 特許出願前に日本国内において公然実施をされた発明
- 特許出願前に日本国内または外国において頒布された刊行物に記載された発明
- 略
- 特許を受ける権利を有する者が試験を行い,刊行物に発表し,または特許庁長官が指定する学術団体が開催する研究集会において文書をもって発表することにより,第29条第 1 項各号の一に該当するに至った発明について,その該当するに至った日から 6 ヵ月以内にその者が特許出願したときは,その発明は,同項各号の一に該当するに至らなかったものとみなす.
- 略